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Fluid Control Engineering

流体制御エンジニアリング

蒸気の基本:蒸気の特性

蒸気とはボイラーにて水を加熱させて発生させる無味、無臭、無色の不可視ガスです。
下図にその発生過程を示しています。
水の温度を沸点まで上げるには十分な熱エネルギーを加えなければなりません。
その後それ以上に温度を上昇させることなく水を蒸気に変化させるために更にエネルギーを加えなければなりません。
水を沸点まで上げるエネルギーを水熱量又は顕熱と呼び、
沸騰している水を蒸気に変化させるエネルギーを潜熱と呼びます。
これらの熱量は圧力、温度の条件により異なった値を示します。

蒸気の特性


大気圧において1kgの水から蒸気を発生させるために必要な熱量を示します。
沸点にいたるまでは温度を1℃上昇させる4.2kjの顕熱を必要とします。
100℃の水から同じ100℃の蒸気に変化させるために2,264kjの潜熱を必要とします。

蒸気の特性


0.7MPaの圧力下において1kgの蒸気を発生させるための熱量を示します。
大気圧における場合に比べて沸点が高く、沸騰させるための顕熱は大であり、
更に蒸気に変化させるための潜熱は小さくて済みます。
1kgの蒸気を発生させるための全熱量(=顕熱+潜熱)は、大気圧における場合よりも多く必要とします。

蒸気の特性

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