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流体制御エンジニアリング

蒸気輸送管のレイアウト

ドレン除去の観点から蒸気輸送管のレイアウトを考える場合、まず重要なことは、
蒸気の流れ方向に約1/200~1/300の下がり勾配とすることです。
逆勾配にすると、ドレンは蒸気流れに逆らうことになるので流れが難しくなります。
距離が長い場合には、途中でいったん配管を高位置に上げてから再び下がり勾配とします。

蒸気輸送管を始動するとき、管内は空気で満たされています。
この初存空気を除去しなければなりません。
また管内は周囲温度ですから、蒸気温度まで温度を上げるため、多量の蒸気が消費され、
正常運転時にくらべてはるかに多量のドレンが発生します。
しかし、まず初存空気を除去しなければドレンを排出することはできません。
この場合バイパス弁を手動操作する煩雑さを避けるため、自動エアベントを設け、
スチームトラップは排気能力のよいものを選ばなければなりません。

蒸気主管では正常運転のトラップ負荷は、普通10~20kg/H程度の小さなものです。
したがって主管に取り付けられるトラップは小容量ですが、その数は多くの場合、工場の全トラップ数の大部分を占めています。
そのため特に蒸気漏れが少なく、故障を起こさないものが要求されます。

蒸気主管のドレン除去のためにはドレン溜まりが必要ですが、さらに積極的にドレンを集めるための装置として、
セパレータがあります。 セパレータには種々のものがありますが、蒸気を旋回させ、
遠心力で分離する構造のものが特に効果的です。
セパレータの底に集められたドレンは、スチームトラップによって排出します。
蒸気装置の手前にセパレータを取り付け乾き飽和蒸気の供給を確保することが大切です。

なお工場内では配管変更がしばしば行われ、不要になった配管がそのまま放置されていることがあります。
極端な場合には不要配管が蒸気で満たされていて、大きな蒸気損失となってしまいます。
不要配管を止め弁で閉じていても、弁の蒸気漏れが予想されるので安心できません。
不要配管は撤去して、盲フランジでふさぐことが必要です。

蒸気輸送管のトラップ取付け

蒸気輸送管のトラップ取付け図

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